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インセプション観た


うん。これはホント…参った、です。えーと、方々で評判になってたインセプションやっと観てきました。
平日の朝一で行ってきたんだけど、ちょうど目の前に高校生くらいのカップルが座ってですね、映画予告とか始まってんのにそんなのお構いなしでイチャイチャイチャイチャしおってですね、思わずヴォルデモート卿が乗り移っちゃいましたよ。「カムトゥダーイ(白目)」
まあそりゃそうと、恙無く映画終わってスタッフロールが流れたんだけど、そのカップル含めほかのお客さんも皆一様に棒を飲んだみたいに黙りこくってしまったの印象的でした。いやホントスゴい映画、でしたよ。クリストファーノーラン監督って、ダークナイトの監督なのですよね。ぶっちゃけ個人的にはそのダークナイト上回った感すらあったです。
面白かったです。
個人的にはバイオレンスなのブッチャケ苦手なので、こういうの普段敬遠してるのだけど、今回は見に来ることが出来て良かったなー。取りあえずネタバレしない程度におもったコトなど書いてみます。

予告の印象と全然違った

観る前までインセプションって、クライアントの為に有用なアイディアを盗み出す、ミッションインポッシブルみたいな映画なのかな?とか思ってたんだけどぜんぜん違ったです。インセプション。即ち「刷り込み」がこの映画の肝なのですね。
今回の例で例えるなら
吉野家の社長がすき家の次期社長の頭の中に「カレー最強」と吹き込んで牛丼業界の未来を守る。みたいな話。
とはいえ、すき家次期社長の方も大企業の御曹司。当然頭からアイディアを盗むスパイがいること知っていて、そういう思考を「夢の中で」刷り込まれないように「頭の中を武装」してるのですねえ。夢の中で攻撃されると痛みを感じるし、死んでしまえば夢から排除される。さらにまずいことに物見遊山でついてきた吉野家社長が夢の中で瀕死の重体。作戦遂行の為の事態は一刻を争う展開に。このおかげで緊張感が生まれるわけです。主人公たちのチームは夢の中の中、深層意識まで潜ってなんとか「カレー最強」を刷り込みたい。しかし次期社長の頭の中はそれを拒否する。深い階層に移行すればするほど時間は引き延ばされていく。このアイディアホントスゴい。唸ったですよ。

エンディングが賛否両論ですって?

これだけすさまじい大風呂敷を広げておきながら、ラストは見事にハッピーエンドへと収束させてスゲエと思ったです。だけど帰ってから感想サイト覗いてみるとラスト賛否両論というかエンディングわざと含みを持たせた風じゃねみたいな意見があってえーっとか思ったり。個人的にはあのラスト、トーテムの行方は描かない方がスマートなやり方なんじゃないかなーとか思ったり。ホント胸がいっぱいになった素晴らしいエンディングだと思うのだけど…。
もう一度観に行きたいなーこの夏の間になんとか行けるといいけど…。
今年の夏映画、個人的には洋画インセプション、アニメはトイ・ストーリー3が一番良かったなー満足ですよん。