cloudair-クラウドエア-

はてなダイアリーから移転しました

はてなハイクのイラスト描き方tips


はてなのサービス「はてなハイク」は、お題に対して軽いテキストで答えていける大喜利チックなサービスです。はてなtwitterみたいなものでしょうか?ユニークなのは、ちょっとしたペイントツールがついていて、これを使ってイラストでの投稿も可能となっているところ。ここではハイクのペイントツールでお絵かきする時、気をつけておいた方がいいコトをかいてみますー。

読むのめんどい人用

投稿前にスクリーンショットを撮る。
これだけ気をつければ今日から君も訓練されたはてなハイカーだ!

経緯

またハイク絵が消えた…。
何度か投稿していて、さて力作を投稿しようと頑張ったユーザさんが、ウインドウうにょーんにひっかかったり、投稿はねられたりとかしてションボリしてるとこ、たびたび見かけることがあります。
長いことハイクで描いているユーザさんなら、事前にスクリーンショットをとるなり、ああ、こりゃしょうがないか。と諦めもつくかと思うのですが、こういう事故がハイクツールのとっつきづらさになってると思うのです…。
こういうtipsはwikiが充実したり、或いは誰かが作ってくれるだろうと思って放置していたのだけど、ハイクがサービス開始して2年ちょい。待ってるくらいならいっそ自分で作ってみようかと思って書いてみました。
ここでは特にieでのイラストtips」について書いていきます。
基本的な描き方については公式のヘルプを参照してもらうとして、ここでは公式にない、ちょっと特殊な描き方とか列挙します。
メニュー

  • はてなハイクのイラストモード
  • 画像サイズ
  • 混色
  • 拡大縮小機能
  • iefirefoxの違い
  • ウインドウうにょーん
  • 投稿する前に

はてなハイクのイラストモード


はてなハイクのイラストモードは、一発描きには十分だけど、すこし凝った絵を描こうとすると慣れが必要です。
他のツールとの一番の違いは「レイヤー機能がない」ということ。
アウトラインをレイヤーで描いて、別レイヤーで彩色するという描き方ができません。ということで、塗りたい色をまずは先に置いてその上から線画を描いたり、あるいはアンチエイリアスのかかっていない線画で下書きし、別の色でアウトラインを描いた後、バケツツールで下書き線を塗りつぶすなど工夫が必要となります。

画像サイズ


イラストモードにしたとき、描画ウインドウ下部等をドラッグすることにより、サイズの変更ができます。
ただし大きい画像を投稿するとブラウザ上で強制的に300×300ピクセルにリサイズされてしまいます。ieではアンチエイリアスがかからず荒れが目立つので、300×300ピクセルを念頭に置いておいたほうがよいかもしれません。
firefoxoperaなどのブラウザではリサイズ後の描画画像にアンチエイリアスがかかり、見苦しさは割と解消されます。

混色


描画ウインドウ上にブラシで異なる2色の色を重ねて置くと、色の境界でアンチエイリアスがかかり、色同士が混ざる場所ができるので、そこからツールのスポイト機能で色を吸い取ることで混色することができます。
※ディフォルトのカラーは彩度が低めなので、混色しても鮮やかな色を取り出すことは出来ません。ツールパレットから彩度の高い色を選択するか、ベースにツールパレットの色を使用することである程度狙い通りの色をピックアップできるかと。

拡大縮小機能


ハイクのお絵かき機能はflashを使っているので、ieの右クリックを使うことで画像を拡大していくことができます。ただし、いろいろ難点があります。

そもそも

描画ウインドウをあまり拡大しすぎると、拡大→縮小で元に戻らなくなります。広げるのはだいたい縦横400px程度にしておくことが望ましいです。

等倍から縮小した場合

等倍状態で縮小をかけ、また等倍に戻すと、「微妙に画像が拡大」してしまい等倍に戻らなくなります。
この「等倍に戻らない」現象は極端な拡大状態から等倍状態に戻したときにも発生します。拡大機能は4倍程度に抑えておいたほうが無難です。

拡大位置


描画ウインドウ画面の中央から下あたりは拡大できません。これが意外に曲者で、拡大機能のみでアウトラインを描こうとすると、下の方では対応出来ず、歯がゆいコトになるかも…。

この機能は

firefox等ではこの機能安定しません。個人的経験ですが、ieが最も安定動作するので出来ればieを使っていただくのが確実かと…。
特に描画ウインドウを広く取りすぎないようにすれば一応使えるハズですが…。

iefirefoxの違い

firefoxにはグリースモンキーという独自機能があり、それを用いて機能を拡張することができます。有志の方によるツールがいろいろ公開されています。
ただし、firefoxは前述した「flashによる拡大縮小機能」が安定して使えない為、細部を拡大して描きたいという場合にはちょっと苦労するかも…。

ウインドウうにょーんについて

はてなハイクでイラストを描くに当たって、恐らく最も注意しなくてはならない点。それはセーブ機能がない為ちょっとしたミスで描いていた絵が消えるコトです。
たとえばブラウザにマウスジェスチャー機能をつけていた場合、ふとした弾みでそれが起動して絵が消えてしまったり、メディアプレーヤなど同時に動かしているアプリケーションを操作しようとしてブラウザを落としてしまったり。
こういう不意の事故の他に、ツール独自の現象として気をつけなくてはいけない点。それが「ウインドウうにょーん」という現象です。
描画ウインドウ下部は、下方向にスライドさせることによって大きさを変更できますが、マウスクリックを離した状態でもスライドが止まらない事態が発生することがあります。そのまま上方向にドラッグしてしまうと画像が飲み込まれてしまい、慌ててサイズを戻しても画像は消えたままとなってしまいます。
ieで作業する場合は一度拡大した描画ウインドウ(下部線)はいじらない方が賢明でしょう。カーソルが変化したら要注意。

投稿する前に

一通り描き終わったら、あとは投稿ボタンを押すだけなのですが、スクリーンショットを撮っておくことを強く推奨します。
なぜなら、タイミングによっては投稿されないことがあるからです。時間によっては投稿されるまでに30秒程度かかることもあり、投稿失敗となることがあります。そこそこの頻度で発生するので、固まったらスクリーンショットを撮ってブラウザを閉じてしまったほうが無難です。※直近200枚での投稿失敗率は9%でした。

とはいえ…。

いろいろ書いてきましたが、ハイクで絵を描くというのはすごく楽しいです。
ブラウザから気軽に描けて、描いてボタンを押したら即投稿でき、他のユーザーさんに気軽にお絵かきを見てもらえる。気に入ってもらえれば結構気軽にポチポチスター押してもらえる。
間違いなく、他のお絵描き系サービスにはない素晴らしい魅力があると思うので、是非投稿失敗にめげず挑戦してみてください。