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映画けいおん観てきました

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はい観てきましたよ映画けいおん!堪能しました!!いやホント面白かったです。観終わった後心の中が多幸間で満たされましたよ。ああこれは公開されてるうちに2度3度劇場で観ておきたいですねえ!
放課後ティータイムロンドンへ!」ってコトで映画はロンドンへの卒業旅行から唯たちの卒業までを扱っていて、要はけいおんの最終回をもう一度劇場でやったって感じなんですね。
えーと、ネタバレって程のアレはないと思うんだけど思ったコトなど書いてみますよ。一応折り畳んでおきますー。

あずにゃんって存在は視聴者そのものなのでは?

この映画けいおんの封切り前に1期の再放送やってたんだけど、それみて思ったのは1期って唯の物語だってコトなんですよね。高校生になった唯が、ギターとか何も分からない所から軽音部に入部して放課後ティータイムというバンドを結成し、楽しくお茶したり練習したり合宿したりとまあいろいろ思い出を積み重ね最終的に文化祭のステージを成功させるってストーリー。
で、それ見て今更ぼんやり思ったんだけど、放課後ティータイムにおける「あずにゃん」って存在は一体何なんだろうってコト。えーと1期であずにゃんが加入するのって9話とかもうホント物語の際も際、軽音部(唯)が大きなコトを成し遂げた後に加入するんですね。要は1期の本筋では重要なポジションに居ないんですよ彼女は。
で、今回の映画を見て強く思ったのは、要するにあずにゃんって存在は視聴者そのものなんじゃないかってコトなんです。

卒業旅行=唯とあずにゃんの婚前旅行

今回の映画はロンドンへの卒業旅行から唯たちの卒業を描くってストーリーなんだけど、卒業直前にあずにゃんの為に一曲プレゼントするんですね。映画ではあずにゃんへの曲を作る様子が丁寧に描かれていて、それがついに結実する瞬間を見ることになるんだけど、これって実はあずにゃん=今まで放課後ティータイムを見守ってきた視聴者に捧げる一曲だったんじゃないかなと。
(唯たちがあずにゃんのコトを私たちの前に舞い降りた天使って表現してるコトから、彼女は放課後ティータイムの一員でありながらどこか「異邦人的扱い」なんですよね)
だから曲が終わった後あずにゃんの感想が窓越しに語られ、何を語ったか「視聴者には聞こえない」って構造になってるのかなと。感想は視聴者それぞれが思い浮かべればいいと。
してみれば唯があずにゃんにコトあるごとにべたべたするのも、機内やホテルであからさまに同室なのもなるほどって感じなんです。そもそもしっかり者で今回の旅行でも予定をきっちり立てて皆をサポートする役まわりってまんま視聴者のソレなんですよね。
今、俺たちはあずにゃんとシンクロしてるわー!
だからこの映画けいおんってのはあずにゃん=視聴者への贈り物なんじゃないかって思ったのです。
堪能しました。まさにけいおんという物語を締めるにふさわしい良い最終回でした。これはなーホント二度三度見たい、素晴らしい作品でしたよ。うわー参ったなー。