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映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦観てきた日記

アクションスパイしんのすけ。略してA.S.Sとか下ネタの切れ味マジ…

本日封切りの「映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」朝イチで観てきましたよー。面白かったです。
今年のネタはスパイ。近年では類を見ないほど下ネタ全開でその執拗さにホント感心したですよ。下とスパイの超融合感マジ…。うー感想書くのなかなか難しいケド、とりあえず思ったコトなどちこちこ書いてみます。ネタバレとか特に無いんだけどとりあえず折り畳んでおきますー。

スパイって何だろ

今回のテーマであるスパイ。子供にとって馴染みが薄い職業だと思うんだけど、他国より情報や物品を盗みだすだけなら「怪盗」でもいいワケですよね。(昨日コナン君みたんで例えばの話)
んじゃ怪盗とスパイの違いって何だろ?って考えたとき、
スパイってのには必ず「依頼主」が存在しているのですよね。依頼主が居るからこそのスパイ。
言ってみればスパイってよく切れる包丁みたいなもんで、使い手(依頼主)が善人ならいいんだけど、悪人なら人を傷つける存在になりうるわけです。
「任務遂行の為の道具。それがスパイ」
さて。今回の依頼主は残念ながら「悪人」だったので図らずも「悪事の片棒を担ぐ存在」になってしまったのだけど、依頼主の為でなく自らの意志で自らが正しいと思うことをやろうとしたなら、そのときスパイって「正義のヒーローになれる」んじゃないか。とか思ったのです。

「依頼主とスパイ」「親と子」の関係

今回、依頼主とスパイの関係を、親と子の関係とオーバーラップさせて描いていたのだけどコレすごく上手いなと思いましたよ。
今作のヒロインであるところのレモンちゃんは、スパイ一家に生まれて、今までは唯々諾々と親から与えられた任務を遂行するだけの存在だったのですね。これは自らを「スパイ」であると定義したからこそこうしてきたのだけど、両親に対する「聞き分けの良い子供」であるともまた自ら定義してきたのですね。
だけど、野原一家に触れて「たまにはワガママ言ってもいい」ってコトを教わり初めて自分の意志で「自分が正しいと思うことをやった」これって、考えることを放棄していたスパイが自らの意志で正義のヒーローになった瞬間だと思うのです。
「私たちは正義のヒーローアクションスパイだ!」

子供を飽きさせない工夫

クレしん映画って来年で20周年らしいんです。いつも意識させられるのは子供を飽きさせない工夫の数々。しんちゃんが\ブリブリーブリブリー/ってお尻まるだしにするアレやったり、オーバーアクションしたりするだけでターゲットの笑いをgetできるんだけど、これって瞬発的な笑いなんで90分子供の関心を引き続けるのは難しいのですよね。移ろい気味な子供の集中力をいかに切らさないようにするか。今作もそれにスンゴイ神経使ってるなーって思ったです。まあ今回そのへん下ネタ一点突破だったんですが。おならという一つの着想からよくぞここまでアイディア捻りだしたって感ですよ。すごい。

おもしろかったです

そいえば映画上映前に今年のポケモン映画の予告(新バージョン)流れたんだけど、今までロケット団が担ってきた前売り特典のアナウンス、今年はデントとアイリスがやってましたよ。最近のロケット団はシリアス描写が多かったから外されちゃったんですねえ残念。
にしても映画のアイリスなんかスマートになってて超かわいい!封切りが楽しみですよー。