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魔女の宅急便を久しぶりに観た

魔女の宅急便のロゴ↓って当時のトレンドを色濃く反映してますよね
(こういう書体当時目茶苦茶流行った印象)

金曜ロードショー、今週は魔女の宅急便でしたよ。んで来週はゲド戦記海がきこえるなんだとか…。
見なくていいか
ジブリの映画って観れば都度新しい発見があるんだけど、今回ちょっと思うところがあって
「ジジはそもそもはじめから喋ってなかった」
って視点で見てみました。そう見るとなるほどジジって物語に決定的に関与してる訳じゃないのですね。(縫いぐるみとの交換イベントも、ジジが喋らなくても成立する)まあその辺踏まえてちょっと感想書いてみますよ。そんな長くならないと思うけど折り畳んどきます。

監督曰く「ジジは最初から喋っていない」らしい

魔女の宅急便って、物語の後半唐突にジジが喋らなくなるじゃないですか。これって当時はすごい違和感だったんですよ。エンディングを盛り上げるためのあからさまな展開だと思っていたんです。だけどクライマックスでトンボを助けても(魔力が戻っても)ジジは喋らないままで、結局このくだり何なのみたいに思ってたんですよね。
だけど実は、ジジの声はキキの心の声がジジを通して流れていただけ つまりは全てキキの独り言だったって言うんですよ。
で、もしそうだとするなら、後半キキは無意識とはいえ自ら心の声を封じたってことなんですよね。声が聞こえなくなる前に何があったかって言えば、トンボとガッツリイチャついてた。つまり新しい環境に完全に馴染んだので古い慰めが必要なくなったということではないかと。

思えばこれ中盤にちょっとした伏線があって、ジジに恋人が出来たとき、その恋人の声をキキは聞けてないんですよね。もし猫の言葉が魔法でわかっていたとするなら彼女の声も聞けるはずだという…。
要は魔力を失うフェーズって、「キキの魔力が弱まったからジジの声が聞けなくなった」のではなく「ジジの声が聞けないと勘違いしたから動揺して魔力が弱まった」と解釈できるんですよね。