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劇場版ポケットモンスタービクティニと黒き英雄 ゼクロム観てきた日記

ビクティニ根性あるな!→参考

本日封切りだった今年のポケモン映画「ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」とりあえず黒版初回で観てきましたよー。朝一8時半の回だったんだけどなんか物販が凄まじい混雑でびっくりするなど。あれなんか特別なアイテム販売とかあったっけかな???むうう。
初回朝一ということもあってか席の埋まり具合はそこそこだったんだけど、家族連れ結構来てました。これこそ正しい夏休み映画のあるべき姿ですよねー。
堪能しました。面白かったです。
今年は去年のゾロアークにおけるコーダイみたいな分かりやすい敵ボスが存在しなかったので、盛り上がりがちょっとアレな感じだったんだけど、ポケモンバトルにビクティニとの友情、んで別れまできちんと描いて手堅い作りでした。アイリスも可愛く描けてて言うこと無し!あそいえば今回は2作品同時公開(黒、白)なんだけどまあポケモンの色違いに見立てた一部バージョン違い的アレ(登場ポケモンの種類や色が違う等)なんで、もう一方は観にいかなくても良さそうかなあー。
特にネタバレ的アレ書くつもりないんだけどちと思ったコトなどちこちこ書いてみますよ。一応折り畳みますー。

毎度毎度サトシ(マサラタウン出身)が人間代表なの何でだぜ?

ポケットモンスターという世界は、人とポケモンが共存していて、お互いを尊敬しあい助け合い生きているんだけど(人が知恵を、ポケモンが力をそれぞれ融通して成り立ってる)両者の調和を乱すものが時折現れるんですよね。そのとき崩れたバランスを元に戻すポジションに毎年毎年主人公であるところのマサラタウンのサトシが収まるんだけど、サトシってのは毎度変わらず友達になったポケモンを助けたいっていうプリミティブな一心から行動してるんですよね。(※昨年はゾロアセレビィが担ったこのポジションに今年はビクティニが収まった)子供らしい無邪気な動機。だけどそれゆえ神であるポケモンの心をいちいち動かして、その結果「世界の危機を救っている」という。
今回サトシに力を貸したのは神のごとき力を持つ伝説のポケモン「レシラム」であり「ゼクロム」だったんだけど、力を持つ神を動かすのがポケモンではなく特に力の弱い人間の意志だってのすごく興味深いなーとか思ったりするのです。(サトシに志はあるけど力が無い。だけどその力を毎度神のごときポケモンが融通している)
ポケモン映画ではだいたい知恵の側が規を越え力を支配しようとして、しかし知恵の子(サトシ)が力を持つものの力を借りてそれを封じるって展開になるんだけど、サトシ即ちポケモントレーナーという存在ってまさに人とポケモンを繋ぐ(力と知恵を繋ぐ)象徴なのですよね。
面白かったです。
※因みにかつてこの規をポケモン側から踏み越えたのは人工ポケモンであるミュウツーだけなんですよね確か。これもホント興味深いです。世界に知恵と力の繰り手が存在しているけど、そのバランスを崩すのはあくまで「知恵の側」なんですね。
そいえばロケット団が珍しくちゃんとトリックスターとして登場してたのもよかったなー。(最近はシリアスな登場が多かったので)ヤなカンジー!って決め台詞も飛び出したし満足ですよ。