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コクリコ坂から観てきた日記

太正桜に浪漫の嵐!
宮崎吾郎監督(ゲド戦記)」「上を向いて歩こう(説教くさいキャッチコピー)」「スタジオジブリ(日テレのごり押し感)」「舞台は東京オリンピック前夜(昔は良かった)」「学生運動(活動家乙)」と観る前からマイナスイメージの役満上がってたコクリコ坂から、ホントやっとこ観てきました。はい。面白かったです!大満足です!
これ…。これなーホント…ホントもったいない。もったいない作品だと心底思いました。これ絶対食わず嫌いで観ない方多いだろうと思うので(自分含む)。いやコレ是非多くの方に観てもらいたい、ホント良作だと思います。(アリエッティ?何ですそれ?)えーと、んでは一応核心(ネタバレ)触れずに思った事など書いてみますよ。折りたたみますー。

太正時代(サクラ大戦)は許せるのに、この時代を肯定的に描くことに対して禁忌を感じるの何でだろ

この映画、スタッフロールが終了したあと、あからさまに「この作品はフィクションです」って出るのだけど、この言い訳ジブリの作品じゃ珍しいですよね。
だけどこの表記、野暮だと分かっていながら出さざるを得なかったんですよね。多分この映画の舞台を決定的に受け入れられない層が少なからず存在するからだと思うんですよ(多分自分もそう)要するに「(団塊世代の)過去を美化しすぎている」って思っちゃうから。だけどフィクションなんてそんなモンだと思うんですよね。フィクションなのになに目くじら立ててるん?みたいな。
それこそ架空戦記は許せても現実に限りなく近いファンタジーは許せない…みたいな???ソレすごくもったいないなーとか思ったり。
このコクリコ坂からって作品は要するに、東京オリンピック前夜のボーイミーツガールストーリーなんだけど、前述した通り、舞台設定がホントすごく魅力的で、なんだろ「日本でありながら」「僕たちの知らない魅力的な日本」なんですよね。
このあたりの時代を描いて、しかもここまでポジティブな作品って、多分…特に若い世代が触れる機会ってそんな無いと思うんです。それこそファンタジー世界や時代劇の世界の方が馴染み深いわけで…。それゆえものすごく新鮮な舞台設定で、また出てくるキャラクタが皆「いいひと」なのでよけい居心地がいいんですよね…。
いやはや堪能しました。
今後もこういう時代を描いた作品がどんどん出てくるといいのになーとか割と本気で思いましたよむううん。