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うさぎドロップ8話の感想書く日記

分かりやすい遺留品

ということで今週のうさぎドロップ視聴しましたよ。うー今週はりんの母親回でしたか…。(曇る瞳)
なんというかりんの母親が出てくるだけでもうウヘエってなるんですが(職業が漫画家ってのも何かスゴいメタい)だけど物語の文脈的に彼女を描いていかなきゃいけないのかなーとか思ったり。ううん。
とりあえず思ったコトなど書いてみますよ。長くはならないと思うのですが一応折りたたみますー。
今週はりんの誕生日に墓参りをするって話だったんだけど、そのラスト、誕生日ケーキのろうそくを吹き消すと、ろうそくの炎が一本だけ点いて、それをりんがふっと吹き消すって演出があって、コレ何というか、弱々しく点いたろうそくが母親の持つ一抹の未練を感じさせて良かったなーとか思ったり。で、それをりんが「吹き消す」って演出を見るにこれは「母親との決別」って捉えてもいいのかなとかなんちゃら。

女性が考える父性について

りんの母親ってのは、特に初めて出てきた回が顕著だったのだけど「子供」という定義を擬人化したみたいなキャラクターとして描かれていて、それゆえ大人びたりんと対比させて描写されてるんですよね。(りんがマイ包丁買ってもらってカレーを作った傍ら母親はプリン大人食い)(※ある意味りんとりんの母親って、中身が逆転したらそのまましっくりくる感じ)
コレ、或る女性の善いところをりんが、悪いところをりんの母親がそれぞれ仮託されてるって捉えてもいいのかな…とか。(神様とピッコロ的体で)
んでそれをダイキチという「父性」が包み込んでる。りん(善いところ)もりんの母親(悪いところ)も。
このへんすごく興味深いんだけど、いわゆる「女性が考える父性」ってのが垣間見える気がするんですよね。
このうさぎドロップにおいて彼女の存在は、ダイキチという父性を際立たせる為のファクターなんじゃないかなとかぼんやり思ったり。(ダイキチを攻撃する役割(負の役割)をりんから分離させる存在)
原作未読なんでこのあたりアレなんですが、もしかすると母親はここでお役御免なのかもですね。(まあ原作読んでないんでアレなんですが…)
りんの母親についてはちと思うところが多いのでまた項を分けて書こうと思いますん。今日はこのへんでひとつ。