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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q観てきました【ネタバレ有り】

これでネタバレ踏んでも大丈夫(挨拶)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q観てきましたよー。本当にすばらしい作品でした。大満足ですよ。
年末までのズリネタはコレで決まりですなー。にしても2012年の今になっても考察だけでどんぶり飯がイケるとか、ホントエヴァって化け物コンテンツですよねえ。
そいえば今回ワーナーマイカル系列で観てきたんだけど、劇場で提供されてた軽食+ドリンクセットにそれぞれレイ、アスカ、マリセットって名前がついてまして、レイセットはホットドリンク、アスカ、マリセットはフレーバーソーダだったんだけど、ミサトセットは缶ビールにナチョスという安定のビールクズコンボで吹くなど。うーんこの…
さてさて、んでは初見の感想などちょろちょろ書いてみますよ。念のため折り畳みますー。

Qあらすじ:破のカタルシスを期待してた?残念旧劇同様鬱エンドちゃんでした!

すべてのものから石もて追われるとかキリストかよ!

エヴァから外に出てみれば、14年経ってましたわマジ。14年の間に世界滅亡してましたわマジ(挨拶)
前回のラスト(破)で世界より一人のメスを優先したせいで、シンちゃんかつての仲間たちから戦犯扱いですわ。その上ビールクズのミサトさんはネモ船長になってるし、親父は相変わらずエヴァに乗れとしか言わないし、唐突に登場したホモは散々ネチョネチョした挙げ句心を開いたとたん死ぬし、唯一助けたと思った綾波は母親のクローンだったし、世界崩壊してるからローソンやUCCとのタイアップも望めないし、そもそも親父はノリノリでSchickとコラボしてるし(参考)、次回予告に出てた加持さんは出番自体消滅してるしで、シンちゃん絶望のどん底ですわ。これが…Qの世界…。こんな立て続けに石投げられちゃ、新劇でマッチョ化したシンちゃんも流石にやさぐれますわ。ウオークマンも投げ捨てますわマジ。シンちゃんが年をとらない存在になっちゃったのもまた彼の孤独感を強調していますよね。時間からも嫌われるとかまさに世界の全てから拒絶される存在になっちゃいましたわマジ。

(もうホモでも)いいじゃん

父子の物語として

さて、Qではこんな風にこの世の全てから拒絶されて終わったシンちゃんなんだけど、この終わった世界でシンちゃんはこれから一体何と戦えばいいんでしょ?
使徒?アダムス(新人類)?ネルフ?ゼーレ?ヴィレ?あるいは自分自身と?
父親ですよね。
今回シンちゃんの父親である碇ゲンドウは、旧劇でエヴァシリーズを繰り出してきたゼーレ(知恵の実)、ホモ(ループ構造を理解してるチート)、そして巨女(ユイ)をも退け、彼主導の人類補完計画に後一歩というところまで近づいているんだけど、彼って要はバッドエンドルートのシンちゃんな訳で(綾波の為なら世界とかいらねーわ(ホジ的アレ)ヴィレ的も物語的にも許されざる存在なんですよね。ということで一度はネルフについたシンちゃんも結局ヴィレとして父親と戦うことになるんじゃないかと。母親不在の物語世界における父親ってのは、乗り越えるべき存在(ラスボス)として設定されるんだけど、ゲンドウの計画を退けるにせよ屈するにせよ、父親と向き合うってのが来るべきシンエヴァンゲリオンのメインテーマになる気がしますよ。
(バキはまあ父親がエア味噌汁作っちゃったけど)

(次回シン・エヴァンゲリオンの唐突さで草生える)
エヴァQはニューノーチラスばりの巨大戦艦出したりアスマリ合体みたいなトップをねらえやってみたり、怪獣映画としての巨神兵出してみたりと古今東西あらゆるエンターテインメントのウケ要素を全乗せしたガイナオールスターズ的作品として仕上がってるんだけど、基本はこの父子の物語がメインなんですよね。父と子の物語がどう収束するのか。今から楽しみですよ。
堪能しました。さてさて今週末また観に行ってきますよー。地元のワーナーマイカルは3週間だけの限定公開らしいんでハイ。観終わってからまた感想書けるといいですなー。