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[感想]エヴァQを観に行った

エヴァQ観てきましたよー(挨拶)

地元のワーナーマイカルじゃ3週間の限定公開なんで、終わっちゃわないうちに2回目行ってきました。前回買わなかったパンフ(豪華版)にエンディングの桜流しもポチっちゃって、いい感じに財布の紐が緩んじゃってますが無害です(白目)Qの主題歌である桜流しって作品にホントマッチしていていい曲ですよねえ。めっちょリピートして聴いておりますわ。あ、パンフといえば豪華版のパンフって巨神兵東京に現るの情報全然載ってないんですね。通常版に載ってるんだとしたらやっぱ通常版も買わないとですかねえ???ムウー。まあ豪華版にはじっくり見たかったヴンダーの全身図やアスカの新装備みたいな図版がきちんと収録されてるんで満足っちゃあ満足なんですがハイ。

さて、んでは2度見て思ったことなどちょっとメモ書きしておきますよ。ネタバレ無いケド念のため折り畳んどきますー。

シンジを全否定(-)するアスカと全肯定(+)するカヲル、そしていきなり主体性を失った(0)アヤナミレイ(仮称)について

個人的にエヴァのコアって父と子の物語だと思っていて、シンジがゲンドウの生き様を認めるにせよ拒絶するにせよ、彼を乗り越えることこそが物語の終着点になると想像しているんだけど、そのときシンジの隣に誰がいるかってのは割と気になるトコロです。(旧劇ではアスカでしたな)
今作のヒロイン候補は(トウジの妹やマリは除外するとして)アスカとカヲル、んでアヤナミレイ(仮称)だったと思うんだけど、シンジを全肯定していたカヲルは早々に舞台から降り、あとはシンジを全否定しているアスカとリセットされたアヤナミレイ(仮称)のふたりだけ。
一見もっとも苛烈にシンジを責めてるアスカなんだけど、世界そのものからガン無視キメられてるシンジという存在を否定という形とはいえ唯一認めているんですよね。まあだからこそ旧劇ラストで唯一シンジの隣に存在していたと思うんだけど。
で、正体が母親のクローンだと割れて、Qでその役割を終えたかのように見えるアヤナミレイ(仮称)なんだけど、今回、序破Qと通して見ると彼女こそが新劇場版にふさわしいヒロインなんじゃないかって思っちゃうんですよ。
思えばアナヤミレイ(仮称)の立ち位置って、母親不在の父子物語において絶妙なポジションに位置してますよね。ユイ(母親)の因子を受け継ぎながらもイコール母親ではないのに、ゲンドウ(父親)の呪縛に囚われた存在なのだから。「運命を宿命づけられた子供」という(このフレーズホント意味深でしたな)ある意味シンジと同じポジションなんですよね。なので、いったんゼロにリセットされた彼女をゲンドウの呪縛から解き放つという、旧劇で唯一出来なかった救済をシンジから成すことで物語の締めとするんじゃないかなー?と予想ですよ。
アスカはどうするって?そりゃ新劇で追加されたヒロインであるマリのとのキマシタワーエンドに移行ですわ。予告で2+8号機って合体してたやん?(真面目な話、マリはアスカ救済の為に追加されたキャラクターですよね?アスカのペルソナでありアスカの生みの親だったりすると面白いんたけどどうでしょ??)