［感想］劇場版青の祓魔師

これ中高生のおデートムービーやろー

東京MXで再放送してる青の祓魔師、結構面白いですなー。だいたいMXで再放送やるときは映画化or円盤発売の絡みが多いんだけど、今回は満を持しての映画化だったんで、結構プッシュしてる感じがしますね(再放送では珍しくOPが映画のソレになったりしてた)年末観る映画もなかったんで、試しにちょっと行ってきましたですよ
はい、まあ…うん面白かったです。
ゲストキャラであるうさ麻呂の可愛らしさと、オリエンタルとスチームパンクが融合した舞台背景がホント美しくてですね、まあそれを見られただけでも十分良かったかなー。と。うさ麻呂の(ω)もたっぷり堪能できたしこれ神映画でしたわ(確信)
…まあぶっちゃけると見所そんだけなんですが(ﾋﾄﾞｲ
ええと…燐の使い魔いるじゃないですか。あの猫。この間まさにソイツが使い魔になった回を放送してたんだけど、今回の映画はですね、ソレを豪華にしたバージョンって感じだったんですよ。いわゆる原作やアニメに影響を与えない10.5話みたいなハナシでした。なのでまあちょっとお話的に食い足りないというか「ああうん…」ってなっちゃったのアレだったかなーとか思ったり。
そいえば今回の映画、客層が見事に若い男女カップルor中高生の男女グループで構成されてて吹くなど。劇場版ナルトとかと同じ客層ですわマジ。ひとりで行くにはちょっとハードル高かったですなー。

劇場でもらった青クソみくじ、大凶とかワロタ…ワロタ。

最近アニメ作品ってめっちょ映画化されてるけどだいたい3パターン位に選別できて、1.本編の後日譚、2.本編の再編集、3.10.5話みたいな幕間回ってカンジだと思うんだど、今回の青の祓魔師はこの3の幕間回だったんですよね。原作の展開に傷を付けずに終わらせるって意味では無難なんだけど、まあそれ故に食い足りない印象でした。
アニメはもう終わってるんだから、個人的にはぶっちゃけ1.の後日譚が見たかったんですよね。まあもっと言うとこの劇場版で燐と雪男の殺し合いが見たかったんですが。(燐のせいで隠れ巨乳が死ぬ展開とかだとベター)
この青の祓魔師って作品は、奔放な兄と厳格な弟が、それぞれ悪魔と人間、情と秩序の守り人代表として描かれているんだけど、いずれそれは対立するって匂わせてるんですね。
で、それを行うならまさにこの劇場版こそ最高の舞台だと思ってたんですよ。何故なら今回登場したうさ麻呂ってのは悪意のない悪魔という、言ってみれば兄弟のスタンスの違いを最も明確に表現できるキャラクタだったんで。彼を巡って情か秩序かを兄弟の口から語らせることが、この青の祓魔師のまとめになるんじゃないかなーと思ったり。
まあ今回そうはならなかったんですが…。
物語の起点である父親の死が、実は情の成せる技であるって主題をいずれ反復する展開が来ると思うんだけど、そのとき隠れ巨乳が死ぬか否かっての今後気になるところですよ。実際原作とかアニメのラストってどうなってるんですかね???(未見なんでハイ)