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[感想]もののけ姫

前にも感想書いてた→感想

金ローでジブリが放流されるとめっちゃ夏休み感ありますな(挨拶)
今年はもののけ姫→トトロ→アリエッティを3週続けて流すらしいんだけど、もののけ姫はイノシシvsエボシの戦いだから実質オークvsくの一だしこれ明らかに対魔忍バトルアリーナだったわ(ガッカリ
トトロだってトロールが元ネタ→実質オークだし対魔忍バトルアリーナ感ある…。やっぱ確実にオークブーム来てるわ。って言うか事前登録しといた対魔忍バトルアリーナ、まだログインすら出来ないんですがどうなってるんですかね?(半ギレ)早くクッソ汚いアヘ顔を堪能したいのだが~???
あっそうだ(唐突)ジブリ映画を見ると自分の中で新たな発見があるので、都度新鮮に見られて楽しいですん。カヤがアシタカの婚約者とか初めて知りましたわ(驚愕)山犬の姫に兄様を寝取られるとか最高すぎでしょ…金ロー公式がtwitterでこんな蘊蓄披露してくれるんだもんなー。
あと今回は一族の仇討ちにやってきたイノシシ一族が、実は人間同様シシ神の森を食い荒らしてるって描写に気付いて(モロがわざわざそれに言及してた)めっちゃ腑に落ちたりするなど。確かに仇討ちにあれだけの軍勢を引き連れて来ちゃ早晩森は食い尽くされるよねえ。
今までもののけ姫はサン(獣)とアシタカ(人間)のボーイミーツガールみたいな体で見てたんだけど、これを見るに、土地を巡る人間対イノシシの戦争を、アシタカ(視聴者)が眺めるって話だったんだなーって思ったり。
シシ神ってのは土地の擬人化だったんですな。で、人と獣の争いにキレた神が最終的にちゃぶ台を返して双方痛み分けみたいになって終わるという。
戦記ものは多々あれど、争いの元である土地にキレられて終わるってのはなかなかないよなーって思ったり。まさにデウスエクスマキナですなー。
あー、あと思ったのは、エボシの成り上がり物語がまさに英雄譚に語られる英雄のそれなんですよね。女だてらに理想を掲げて身一つで故郷を発ち、神殺しを受け持つ代わりに強力な武器を借り受け、まずはそれで獣の支配する森を焼いて出城を築き、そこで鉄を錬成し、侍や地走りなど内憂をあしらいつつ信頼のおける仲間を増やして、やがて神殺しに至るとか、まさに国取り物語で興奮するなど。これエボシが主人公でいいんじゃね?
で、エボシの立身出世物語が最終的にどうなったかって言うと、仲間たちで村作るわ(ハナホジって話になってんですよね。神殺しに邁進する間に増えた仲間を最終的に取るって話に収束するとかこれもまた一つの物語の終わりなのかなーって思ったり。
これには視聴者の擬人化であるアシタカもニッコリ。
堪能しましたですよ。また数年後に見返したときいろいろ書けるといいですなー。