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映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ

この絵でやれ

今更観た

はい。今年の劇キュア観てきましたぞい(今更)
プリキュアは今年10周年ってことで、前年のクソレズサンドイッチから一転、今年は主人公のお相手に幼なじみと年上の竿役を配し恋愛解禁みたいな感じで攻めてきたんですよね。キャラクターデザインなんかもハトプリレベルで劇的に変化をつけてきたりして、マンネリ回避の工夫が見られていい感じです。
まあぶっちゃけ今年あまり見てないんですが
で今年のプリキュア映画ですわ。
秋の映画は例年通りプリキュアマンがゲストキャラを救うためにゲスト悪役をワンパンKOするみたいなお約束展開だったんだけど、今年は映画限定最強フォームがバレエのチュチュを模していて(いつもはウェディングドレスとかそういうの)映画のモチーフがバレリーナだったからなるほどって感じでしたよ。今回のゲストヒロインであるつむぎ(リトルバレリーナ)の力がきちんとめぐみに伝わったってのが分かって良かったですね。
んでは今更ながら感想書きます。折り畳みますぞ。

あらすじ

つむぎ「バレエ楽しいんゴwwwwwww」
ファング「よっしゃ!不幸集めにアイツの足動かんようにしたろ」
つむぎ「足が動かない…。不幸だ…」
めぐみ「大丈夫大丈夫!ヘーキヘーキ」
つむぎ「人事だと思って適当ぶっこくな死ね」

美輪明宏「黙れ小僧!お前にサンが救えるか!」

モロ様〜♥
映画は一人の少女を相手にプリキュア(善玉)とブラックファング(悪玉)がプラスとマイナスのパワーを押し合いへし合いするってお話でした。プリキュアシステムの面白いところは、悪玉は人を不幸にすることで力を得るんだけど、善玉は人を幸福にすることで力を得るってところですね。つまりエネルギーの出処は同じってこと。
なのでヒロインつむぎのご機嫌取り合戦になるという…。
北風と太陽かな?
TV版では割と行き当たりばったりに幹部が出向いて人々を不幸にしてはプリキュアに倒されるって感じなんだけど、映画では一人のヒロインを閉じこめることで負のエネルギーを安定的に集めようって作戦を採用してるんで、ねちっこいながらもなるほど合理的な作戦って感じです。
ヒロインであるつむぎはバレエが好きな女の子なんだけど、悪玉ファングは単に絶望を与えるんじゃなくて、とりあえず足を動けなくさせてバレエを奪ったところで、今度は彼女に都合の良い王国を与えて、不幸と幸福を出し入れすることでより絶望を煽るみたいなことやってるんですね。ということでつむぎのメンタルはボロボロ。
そんな絶望どん底のヒロインを助けるのについいつものノリで無責任なポジティブさを振りまいためぐみは、つむぎから冷や水を浴びせられてドン凹みするという。普段割と脳天気なめぐみがショックをうける展開になったってのは面白いなーって思ったり。TV版ではなかなか出来ないですからねこういうの。
だけど助けることを諦めないところを見せることで(具体的にはボロボロになる)つむぎの心を開くってのはうまいと思いましたん。絶望させるより希望を持たせることが困難なのは言うまでもないんだけど、だからこそプリキュアはボロボロになっても立ち上がるのだなーって思ったり。
スタンドアップ!プリキュア!
堪能しました。そいえばラストで来年春の映画が新シリーズになるって告知してましたね。なんか今までよりダンスとかそういう要素を強化してくるっぽい???続報を待ちたいところですよ。
過去キュアに声がつくなら何でもいいです