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トイ・ストーリー3の感想書いてみよう。

時間がたつと予想通りこの有様ですよ。

先月末トイ・ストーリー3観ました。すんごい感動して帰ってきたんだけど、帰りのドトールで感想メモせずに帰ってきちゃったのです。まあすぐ書くから大丈夫大丈夫いけるいける、などと高を括っていたら、次々書かなきゃいけないレビューが積みあがって、結果今日の今日まで放ったらかしですよ。うあーしまったー。
やっぱ、映画の感想ってメモ程度の簡単なモノでいいから、「観た当日」書かないと駄目ってことですよねえ。むうん。ガンバロー。
さてさてさて、今年の夏は映画いろいろ観たけどアニメ部門ではこのトイ・ストーリー3がベスト1なんじゃないかナーとか勝手に思っております。(ヒックとドラゴンまだ見てないケド)
うん。申し訳ないけどやっぱアリエッティと比べてしまうなー。アリエッティの可愛らしさは天にも届くけど、脚本の巧さはトイ・ストーリーの方が抜きんでていた感じ。ホント恐ろしく良くできた脚本ですよ。参ったー。
トイ・ストーリーって映画のパロディやオマージュが多いのだけど今回もいい感じに定番映画の筋をなぞって(大脱走)娯楽映画として楽しませつつ、本筋である「玩具との別れ」についてド直球で描いてきましたよ。
うひーホント参ったっ。面白かったです。

汝境界を侵犯することなかれ

今回特に、借り暮らしのアリエッティと比較してトイ・ストーリー3を観ました。アリエッティもウッディも、人と同じ所に住む、人と違う存在なのですよね。
で、アリエッティの時感じた「人間に助けを求めりゃいいのに」って疑問をトイ・ストーリーで感じないのはなぜかってのを考えたのです。ぶっちゃけ今回のストーリー、ウッディがアンディに一言「助けてー」って言っちゃえばハッピーエンドなのですよね。だけどそうはならない。そうなることを感じさせない。だからこそオモチャと人という、全く違う存在である彼らの「絆」がラストシーンで輝くのですよね。
アリエッティは小人と人間の境界を意図的に曖昧にしてるので「アリエッティなんで少年に助けを求めないん?」って疑問が常に生じてしまった、そんな気がするのです。

ボー・ピープのコト

トイ・ストーリー3って、2まで出演していたキャラクターを何人か間引いてスタートしてるんだけど、その中にウッディの恋人?っぽいポジションだったボー・ピープが混じってたのですね。今回「ボー・ピープは出演しません」
で、それ…ボー・ピープを間引いたの、すごく巧いな…と思ったのです。
トイ・ストーリー3のラスト、すごく感動的だけど、たぶんそのラストシーンから逆算してこの物語って組み立てられたと思うのですよ。で、ラストの感動を極力邪魔しないようボー・ピープ、そしてバービーは間引かれた。そんな印象なんですよねえ。具体的には「ラストおもちゃをひとりひとり紹介するトコロでいかにも女の子の玩具であるボー・ピープ、バービーがでてくるのを避けた」んじゃないかな…と。考えすぎですかね。ラスト感動したあと、そういえばって思い返してちょっと寒気。読み手に気付かせない配慮。巧いな…と。

これ3Dより2Dのほうがいいんじゃ…。

ホントおもしろかったです。満足満足。観てない方は是非。そいえば今回はじめて3Dで観たんだけど折角の玩具の鮮やかさが3Dメガネによってくすんでしまったの残念だったなーとか思ったり。個人的には2Dで観るのお勧めしておきますよー。