戦国乙女が想像以上に面白くなっててびっくりするなど

ﾁｭｯﾁｭｷﾏｼﾀﾜｰ!!!

戦国乙女今週は本能寺でしたよ。まあなんやかんやで丸く収まったのだけど道中いろいろ盛り上がっていいカンジでした。思えばノブナガ様とあけりん(明智ミツヒデ)の関係って、まあ主君と忠臣なんだけど、あれだけノブナガ様のコトが好きで好きでしょうがなかったあけりんをいかに裏切らせ、んでいかに改心させるか。戦国乙女はこれに10話費やし丁寧に描ききったのスゴイと思うのですよ。
裏切るきっかけになったのは豊臣ヒデヨシ(異世界の住人:主人公)のせいなんだけど、単にノブナガ様の興味がヒデヨシに移ったって一事じゃあけりんの心は揺れなかったと思うのですよね。このふたりのすれ違いをまあ道中えらい丁寧に描いて来たんだけど(キス事件や手柄横取り事件、合間合間に先生絡めて心情描写したりetcetc)ヒデヨシが何も考えてないネアカな性格だからよけいあけりんがｲﾗｲﾗするって展開にしてるんですね。
そしてついに本能寺にてあけりん謀反となるんだけど、この戦国乙女、謀反のきっかけになったヒデヨシその人がまさに「物語の主人公」なので、あけりんは「謀反の種を心中に蒔いた当の本人ヒデヨシの言葉で謀反を翻意するコトになる」という…。げえええ。まさにある意味史実通りヒデヨシがあけりんの「心を討った」のですねー。これホントうまいなー。
「自分だけ見てくれる親方じゃないとあけりんは好きになれないの?!」この科白スゴク良かったです。結局はあけりんの１人相撲だったってのｽﾞﾊﾞｯと突いたセリフでしたねーホントお見事でした。

(お主は1回、私は12回だ)
戦国乙女は特に序盤ぐだぐだしてたけどもしかしたらそれも計算だったのかも。ヒデヨシ＝おバカキャラに見えるけど、特異な物語世界をフラットな立ち位置で俯瞰できるキャラクタになってるんですよねえ。むうう。
今10話。ラスボスに徳川ちゃんも出てきてあと2話くらいでまとめてくるんですかね?作画も安定してるしなんやかやで面白いのでこれからも楽しみですー。