s-styleを買った
1/12スケールの組み立てフィギュア、S-styleを買った。
原材料費+人件費の高騰によるお値段高騰が著しいフィギュア業界において、figma相当の1/12へとスケールを落とすことでコストダウンを実現するという(だいたい2500円くらい?)意欲的なシリーズなのでは?とか思ったり。
で、いじった感想なんだけど、1/12スケールにしてはタルくなりがちな髪の造形も鋭くお顔のタンポ印刷もきちんとして全体的にかなり出来がよかったです。
だけど…正直なところ美少女ドスケベフィギュアとして愛でるには若干厳しいかなーって印象でしたよ。以下写真を交えての感想です。
ちいさい!
まずはぐるっと
ちょっと俯瞰で
かわいい
s-style、要は1/12スケール版のビーチクイーンって感じなんだけど、1/10スケールから1/12スケール、10cm程度のスケールダウンでびっくりするほどパンチが減じたというか厳しさを感じた。1/12スケール(だいたい15cmくらい)はもうフィギュアというよりガシャポンやプライズのそれで、1/10や1/8サイズのフィギュアと並べて飾るにはウーンな感じだった。
細部の出来は良い
シャープなお顔
せなか
フリルは完全固定なので分離するには切断しないとですな…
ミクしり!
間違いなく出来は良いと思う。お顔の造形ひとつとってもこのサイズにしてはシャープだし、髪もお値段にしてはきちんと末端がシャープに造形され、瞳のタンポ印刷も正確できれいなんだけど…。
小さいという圧倒的マイナスポイントの前にそれらの美点がすべてかき消えてしまっている感じ。逆に処理が大ざっぱながら1/10〜1/8位の大きさがあるクレーンゲームのプライズの方がインパクトが強いしシコみがあるとさえ思ってしまった。
S-styleを見てしまうとビーチクがいかにギリギリのバランスの上に成り立っていたかがわかってつらい。1/10のビーチクが女体を愛でるにはぎりぎりのサイズだってのを痛いほど思い知った。
もうぶっちゃけすべての問題はちいさい!に集約されてしまうのでつらかった。
figmaと比べて
figmaはあくまでアクションフィギュアなので、どんなにがんばっても可動部の関節パーツまるだしが厳しいので、それに比べて固定ポーズであるS-styleの方が一日の長があるのではないか?とか思ったんだけど…。
これはもうモチーフとコストの問題でしゃあないんだけど、figmaの場合は1/12ながらお値段相当の(だいたい6000円以上しますよね)服なりオプション品がついてるからその情報量で気にならないんですよね…。S-styleは水着なので…必然体を売りにしていかないとなんだけど、そこが若干間延びしてしまう印象を受けた。
同じ1/12なのでコンパチはギリギリイケるかも…
S-style、現時点ではお値段相当のフィギュアかなーって感じ。(間違いなく良くできてるんだけど…)
とはいえ、たとえば艦娘シリーズとして、ディティールを簡素化した艤装をつけて5~6000円くらいで出すことが出来れば結構満足度の高いシリーズになるのでは???と思った。これはもうラインナップ次第なのかなあとか思いましたよ。
おわり