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X-MEN: ファースト・ジェネレーション観てきた日記

X-MENスタッフの執拗なミスティーク推しは何なん?

今日の熊谷は6月としては最高気温である39度7分だったらしいですよ。ヒィー。これだけ暑いと外とか熱風が吹き付けるカンジになるんだよねえ…。ウオオオ。
まあそれはそうと、明日以降は地味にバタバタする予定なんで今日のうちにX-MEN: ファースト・ジェネレーション見てきましたよ。堪能しました。おもしろかったー。
さてんではネタバレ込みで感想など書いてみます。とりあえず折り畳みますー。

オンスロート?何のことです?

えーとこれは後のプロフェッサーXであるチャールズ・エグゼビアと後のマグニートーであるエリックの物語だったのですねー。かつて共闘したふたりが何で今対立してるん?ってな前日譚を描いているわけです。「実は昔こういうコトがあったんでーす(デデーン」みたいな過去話って大好物なんですごく楽しめましたよ。超能力増強マシン(セレブロだっけ?違うかな?)のプロトタイプ出てきたり(プロフェッサーXとマグニートーが協力して作ったって言ってましたよねー)ウルヴァリンちょろっと出てきたり、あとまあ例のヘルメットですよねーそういうのちょろちょろ挟んで来てよかったなーとか。ふむん。

血の兄弟

X-MENってどういう話か?って言うとえーっとマイノリティーである俺たち抑圧されてます。どうする?
1.人類滅ぼす2.隠れて生きよう
っていう二択に翻弄されるミュータントの話…だと思うんだけど、チャールズ(プロフェッサーX)は後者、エリック(マグニートー)はやがて前者を選んでいくのですよね。
今回の敵であるヘルファイヤークラブの親玉ショウってエリックの親を惨殺したまさに敵も敵なんだけど、それでもエリック(マグニートー)は彼の遺志(人類殲滅)を継ぐのですね(例のヘルメットも被っちゃうし)これどうしてかって言えば現状のままじゃ「俺たちミュータントは人間に駆逐される」って思ってるからで逆に滅ぼしちゃおう!ってなったから…ですよね。
だけどソレやるとひとつ問題が…。人類守るぜ?って公言してるチャールズ(プロフェッサーX)と対立しちゃうってコト。彼もまたエリックと同じ「ミュータント」というマイノリティー、言ってみれば肉親よりも強い絆で結ばれた「血の兄弟」なんですよね。(肉親殺しのショウを継いでることから肉親<仲間という符号が分かる)人間に虐げられた過去があるという意味ではスカしてるチャールズチームも同じ体験を共有してるわけで…。それゆえ最後の最後、際の際までエリック(マグニートー)は葛藤し続けるという…。ラスト、ショウサイドのミュータントを仲間に引き入れるエリックって、後々X-MENで頻出するミュータントのスカウトを彷彿とさせますよね。人間を木っ端クズのように始末したショウですらチャールズのチームに手を差し伸べている、こういうところマイノリティーならではの同類意識が垣間見えて良かったなーとか。

ミスティークマジ…

今回ミスティークがキーパーソンとして要所を締めたんだけど(分かりやすいマイノリティー表現)、後々の展開考えるとX-MEN1でお前何やってるのかと…そしてマグニートーと一緒にいる理由とかねー…うむむ。そいえばモイラ(CIAエージェント)っててっきりチャールズと付き合って、んでその結果ジーン・グレイ生まれたん?とか漠然と思ってたんだけどどうもラスト本気で彼女の記憶を消したっぽいんですよねえ…。うーんなんかホントXMENってノーマルな恋愛が成立しないアレですなー…アッー映画?何のことです?