観た
DCエクステンデッド・ユニバースの三作目、スーサイド・スクワッド を観た。
MARVELと双璧をなすDCコミックのヴィランが勢揃い!悪のアベンジャーズ大活躍!みたいな煽りで散々僕達をやきもきさせてきたんだけど、まあ正直ウーン…な感じでした。
ぶっちゃけ自分の観測範囲ではDCクラスタだけがキャッキャして、あとはだいたい渋い表情だったので観る前から嫌な予感はしてたんだけど、もう完全にバッチリ当たってしまいましたね。
本当申し訳ないんだけど、今回は完全にDCクラスタのお布施に付き合わされてしまった感じ。アメコミの映画は…今年はシビル・ウォー、デッドプールにX-MENアポカリプスとハズレ無しで来ただけに (BvS…???はて???) 今回は心底、心底アメコミ税を払わされた〜って印象ですよ。
つら…
あらすじ
時代はスーパーマン亡き後のDCワールド。
A.R.G.U.S.のトップ、アマンダ・ウォーラーは人智を超えるメタヒューマンへの切り札として、特A級ヴィランによる特殊部隊「スーサイド・スクワッド(自殺部隊)」をチームアップした。
ええと…今回、本当〜にまったく合わなかったので、何が合わなかったのか
辛かったところを3つ書きます。
1.キャラクターに全く共感できなかったのが辛かった
まずはこれ。
もうこれが決定的だったんだけど本当〜にどうしようもなかった。
そもそも集められたヴィランが揃いも揃ってクズもクズなら上司もドクズというクズのオールスターで全く共感できなかった。
人殺しで生計を立てるデッドショットがチームの良心で、ディアボロなんかあんな弱々しい風体で妻子を焼き殺したりしてるんですよね…。特に仲間を裏切るで有名なキャプテンブーメランとチームのトップでありながらサイコパスというアマンダ・ウォーラーがいくらなんでもひどすぎて、チームに全く感情移入できなかった。多分DCクラスタはこれにキャッキャしてたんだろうなあとは思うんだけど、キャラクターにノれないってのは正直致命的だと思った。
2.ヴィランたちの能力がショボすぎて辛かった
ヴィランだから人知を超えて強いとかすごいとかそういうのがまったく無く(強いのは覚醒したディアボロくらい?)、ほぼ人間ベースの悪人なんで辛かった。
DCクラスタ的には有名どころをよくぞここまでマッチアップした!って感じなんだろうけど、非DC勢からしてみるとチンピラ軍団にしか見えなくてウーン…って感じでしたよ。スーサイド・スクワッドにジョーカーが加わっていればまだオッって思えたかもだけど本筋にまったく絡んでこないからねえ…。
3.戦う理由がショボすぎて辛かった
悪のチームアップでどんなすごい敵と戦うのかと思ったら身内の尻拭いだったでござる…。
まあ今回のボスであるエンチャントレスはかなり強力なヴィランだけど、アマンダの制御失敗の尻拭いで出動というのがそもそもショボくて、かつ特に爽快感もなくチームが分裂して何でチームアップしたのん???ってなった。参ったのはヴィランサイドに積極的に戦う理由がなかったこと。後半、戦う理由がないのに気分で戦いました+キャラブレして協力しましたみたいな都合のいい展開になっちゃってうわぁ…って感じ。(オチ含む)どんな利己的な理由でもいいからせめて戦う理由くらいはちゃんと作ってほしかった。
やっぱ原作読んで理解を深めてから観たほうが良かったかも知れずと後悔
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今やってるテレビドラマとかそういうところからDCへの理解を深めていったほうがいいんですかねえ…???
おわり