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猿の惑星:創世記(ジェネシス)観てきた日記

[猿] (ω・` 三 ´・ω) [人間]

猿の惑星:創世記(ジェネシス)、散々流れてたCMの印象から(例の感動しましたー的アレ)正直観に行かなくていいかなーとか思ってたんだけど、観に行った方の感想が概ね高評価だったので意を決して行ってきましたよ。
えーと、この間観てきたキャプテンアメリカが男性向け作品なら、こっちはどちらかというとそれより一般寄りかなーって印象でした。割と年齢性別問わず無難にお勧めできる良作なんじゃないかなと思ったり。面白かったですよ。
劇中登場する猿たちはALLCGらしいんだけど、実写とまったく違和感なく合成されててビビるなど。ホントすごいな!躍動する猿の群れ見るだけでも一見の価値があるかも。
猿の惑星ジェネシス猿の惑星の前日譚ってコトで、地球はなんで猿が支配する惑星になっちゃったのよ?ってクエスチョンに、試しに作った薬が猿の頭を良くしたんだけど人間には感染力の強い猛毒でしたージャジャーン!って答えを出したのですね。だからこれからは猿の天下でーす!みたいな。ぶっちゃけ人類サイドからしてみればBADENDもいいところなんだけど、何故か感じる謎の充足感。
これは観客がきちんと猿サイドに感情移入できる作りになってるからなんですよね。
主人公の猿(シーザー)は人間の愛情を一身に受けて育ったものの(赤子の頃から成人するまでをかなり丁寧に描いてる)、不幸な出来事により人と共に歩む道を分かたれ、挙げ句散々ひどい目に遭うんだけど、持ち前の知恵と勇気を駆使して不遇をはねのけ、やがて同胞を得て王国へと帰還するんですね。努力、友情、勝利という分かりやすい筋書き(もしくは帰属流離譚)をなぞるから割とすんなり「ハッピーエンド」ですねと納得できる感ですよ。
で、人間サイドにも最後の良心である主人公ウィル(育ての親)を配置し、彼と和解させるコトで猿に寄りすぎずバランスを取ってる、ホント絶妙なさじ加減だと思います。
堪能しましたですよ。
あと、そう、マルフォイ出ます。もうまんまマルフォイが出ます。ホントおいしい小物として出ますんでそこも観るポイントですねえ。