[感想]GODZILLA 星を喰う者
絵がしょぼい
正直な感想を言うと
エンタメとして面白かったかと言われればかなり厳しかった。
理由は簡単で、物語の一番の売りであるゴジラvsギドラが塩試合だったから。
アニゴジ直前、BSで三大怪獣地球最大の決戦とかいう怪獣プロレスを見ちゃったせいでハードルが上がりまくってしまったのはしょうがないとしても、ゴジラアースとギドラが絡み合って、ポスター絵を再現して、あとはゴジラが浮いて終わりだと
もっとなんかこう…あるだろ!ってなった。
杉田博士のマイクパフォーマンスでギリギリプロレスとして成立はしてたけど
そういうの、解説じゃなくてもっと絵で見せてくれ!ってなった。
ギドラ登場の凄さもほぼほぼオペレータのマイクが凄さの9割みたいなところがあって
いや確かに正しく怪獣プロレスなんだけど
そんなところを再現してどうする!って感じだった。
絵的なショボさ、舞台が文明の崩壊した地球だから破壊する構造物がない上、前回、前々回で地球人のパワードスーツやらビルサルドのメカゴジラシティを破壊してしまったから、あとはフツアの掘っ立て小屋しか残ってないのでしょうがなかったんだけど…。
ゴジラとギドラの舞で、舞台の方は想像で補完してくださいとか能かよ!ってなった
救いがない
お話としてどうかと言うと
希望はあるけど割と救いのない話で
人類の最後の希望たるアラトラム号はギドラに破壊され
主人公であるハルオは結局ゴジラに勝てず
ナノマシンに侵食された後輩娘と心中して終わっていた。
ハルオがフツアの娘との間に子供を設けたことで、フツア的には「勝ち」ではあるんだけど
人としての勝利は怪獣惑星でゴジラジュニアを倒したのがピークみたいな感じだった。
ゴジラ談義をするには最高の話
ただ、アニゴジが本当に悩ましいのは
GODZILLAを観た人の感想をSNSで読むのが抜群に面白いところ
出てくるキャラクターやシナリオ全てが一貫しているから
この3部作が結局何を言いたかったのかめちゃくちゃ納得したし
この話を観てオタクたちとワイワイ話ができる
そういう意味では紛れもない傑作だと言わざるを得ないと思った。
週末ぷらっと映画でも~と思ってる人には全く勧められないけど
虚淵オタク、ゴジラオタク、特撮オタクにとっては
レジェゴジ→シン・ゴジに続いて必修科目なのかなって感じ。
今、オタクが観に行くべき映画ですよこれは素直になのは観とけ
GODZILLA、寿司屋に行って為になる話を聞かされ納得したけど
肝心の寿司が出てこなかったみたいな話だったわね。
ゴジラー!
おれはここにいるぞ!
おわり